大英博物館展 ~100のモノが語る世界の歴史から
神戸市立博物館
会期末寸前でなんとか見ることが出来ました。神戸市立博物館の展示概要から。
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人類200万年の「傑作」大集合
英国・ロンドンにある大英博物館は、人類の文化遺産の殿堂として約700万点に及ぶ膨大なコレクションを誇ります。本展は、大英博物館館長ニール・マクレガーによる解説で人気を博したBBCのラジオ番組にもとづき、8つの全所蔵部門から厳選された100作品を通して「世界の歴史」をたどろうとする壮大な試みです。アフリカで作られた最初期の石器から、現代のクレジットカードに至るまで、さまざまな時代と地域のモノが人類200万年の「歴史の断片」を語りかけます。「ウルのスタンダード」や「ルイス島のチェス駒」など、教科書や映画で紹介され、大英博物館でも抜群の知名度を誇る作品も来日します。作った人は何を考え、どのような時代を生き、何を信じていたのか-100のモノに秘められた物語を読み解き、時空を超えた世界旅行をお楽しみ下さい。
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展示はプロローグ「モノは語る」→想像の芽生え→都市の誕生→古代帝国の出現→儀式と信仰→広がる世界→技術と芸術の革新→大航海時代と新たな出会い→工業化と大量生産が変えた世界
というテーマ順にみていきます。ほぼ時代順です。
印象に残った展示物をいくつか。
「メソポタミアの大洪水伝説を語る粘土版」
抗うことのできない自然災害、その巨大で破滅的な破壊力を後世の人間に知らせようという意図がある。自分よりも後に生きる者たち、受け継ぎ・受け継がれるものに対しる確固たる認識があることに感銘。
「ロゼッタ・ストーン」
これが一番感動した。教科書やテレビなどで何度も見ているし、実は大学の授業でも少し解読のまねごとなんかもしたことがある。でも本物を見て、これが出土した時の人々の驚きと、その後の社会に対する影響力の巨大さに、思いを馳せないわけにはいかない。巨大な建造物だけが残された古代エジプトという『伝説』が、この1枚の石の出土で『科学』に変わった瞬間。いや、ほんとうに感動した。
「ウルのスタンダード」
これが見たくこの展覧会に行ったようなもの。ばらばらになった装飾を復元して現在の姿に成ったとのこと。展示品保存のため、照明が暗く、ラピスラズリの装飾の青さが分からなかったが、これはいた仕方が無いところですね。
愛すべき様々なキャラクターたち
「トナカイ角に掘られたマンモス」「古代エジプトの化粧パレット」「アメリカ先住民のパイプ」など、動物をモチーフにした装飾品たちが目を楽しませてくれました。動物に限らず、こういった装飾の類は、「食うこと」が安定しているから出来る発想。現代に生きる自分も、経済効率や数字に追いかけられ過ぎず、遊び心を忘れずに生きていたいものです。
この展覧会に行ったのは1月2日。まだまだ初もうでの人出で、神戸の街はごった返していました。我々も久しぶりに生田神社にお参りしました。
