天井桟敷のつぶやきver3.1

瀬戸内地方のコンサート感想記録。since2006.7.26 ssブログ(旧so-netブログ)サービス停止のためはてなブログに引っ越してきました

親子deクラシック

中国銀行ドリーミーコンサート
親子deクラシック

久石譲って、やっぱりいい音楽を創るなあ・・・。ドビュッシー・ラベル・レスピーギ・アダムスなどのミニマルなど、クラシックの系譜のレガシーを統合して、こういうフルオーケストラで聴いても引き込まれる音楽を創る。今回の「千と千尋」は思いの他、ストラヴィンスキーの影響を強く感じたけど、最終的には湿度の高い、日本の自然を思わせるような「和の抒情性」に統合している。

・弦は8型で、1stVn8→2ndVn6→Vc4→Vc3→Cb2でや小ぶりな一方で、パーカッションが舞台狭しと埋め尽くす。ティンパニ・ドラムセット、スネア、シンバル、ガムランチェレスタ、グロッケン、マリンバなどなど書ききれない。子供はこういう打楽器が大好きだ。

・なので1曲目のグリンカはやや弦が非力な感じだが、他の曲はガンガンになる打楽器に対して木管金管も、いつもよりも元気よく吹いている感じ。

 

・指揮は石崎真弥奈さん、コンサートマスターは近藤浩子さん。岡フィルファンとしてはいくつかマニアックな見どころがあるのだけれど、何といってもアンコールで演奏されたバーンスタインのウェストサイド・ストーリーからのマンボでの、Tp:小林さんのスタンディングのパフォーマンス!!それから新入団のFl:徳永さんが首席に座り、弦もVn:和田さん、仁熊さん、Vc:岡本さんの新入団の方がトッププルトを任されたり、と若手奏者にとっても晴れの舞台になっている様子が嬉しい。

 

・今年のコンサートは、これで聴き収め、になると思う(たぶん・・・)。今年も岡山フィルを中心に聴かせてもらった。来年の親子でクラシックはどこでやるのだろう?