予想通りというか、予想を超えるスピードで第6波の到来は確実な情勢になった。
今の政府の国境を締めて時間稼ぎをしている間に出来得る限り国内の経済を回す、という方針は(去年の体たらくに比べると、ではあるが)適切な対応だったとは思うが、これだけ感染力が強いと十分な時間稼ぎとはならなかったようだ。
仕事上の影響も出てきているのだが、もうひとつの気になるのは岡山フィル首席指揮者としてのラストコンサートにシェレンベルガーの来日が叶うかどうか。
1月7日現在の状況であるが、外務省HPによると
〈外国籍の方の新規入国〉
オミクロン株対応の水際対策措置として、「特段の事情」がある場合を除いて、全ての国・地域からの外国人の新規入国の停止を、当面の間、継続します。
オミクロン株対応の水際対策措置として、「特段の事情」がある場合を除いて、全ての国・地域からの外国人の新規入国の停止を、当面の間、継続します。
とあり、その中の「特段の事情」の定義は
特に人道上,真に配慮すべき事情があるときや,高い公益性があるときといった,個別の事情に応じて特段の事情が認められるもの
とある。
もし仮に外国人の新規入国の規制が緩和されても、14日間の隔離待機は残る。シェレンベルガーは岡山フィルの前に名古屋フィルでの出演が2月26日に予定されており、逆算すると2月8日にはドイツを出国する必要がある。現在急上昇している感染者数を見ると、2月上旬までに緩和される見込みはかなり低い。唯一の望みはオミクロン株が全く重症化も死者も出さず、イギリスあたりのオミクロン株との共存戦略を取った他の先進国が成功例を示して、日本社会がそっちの方向に舵を切る・・・、いや、日本ではこれは難しいだろうなあ。